単行本 小関 順二 草思社 ¥1,470
 
 
 
 
 
 
 
 
今日、帰りがけにこの本を購入。
プレビューはまだなかったので、去年のを代用しました。
毎年この本を買ってるんですけどね。
ドラフトから戦力を予想するという、一風変わった予想の仕方。
面白いんですよ、この本。
毎年この本が出ると「ああ、開幕なんだな」と思うのですが。

2006年版、じっくり読んでみようと思います。

最近読んだ本。

2006年3月6日 読書
混沌 新・金融腐食列島 上
高杉 良 講談社

 
 
 
 
 
この本じゃないんですけど、あえてね。
本当に読んだのは作者は一緒で、タイトルも似てます。
「金融腐食列島」です。
平成9年に発売されて、結構版を重ねていますが。

この作者の存在を知ったのは週刊ダイヤモンド。
いま、小説連載中です。
「王国の崩壊」というタイトルで、巨大生命保険会社を舞台に書いています。
奇しくも、最高責任者の名前がともに「鈴木」なんだよな〜(笑)

とある中堅銀行員が、
総務部に異動になり、総会屋、暴力団対策をするという所から
話はスタートするのですが、
かなりふんだんに時事ネタが入っています。
もちろん、平成9年(1997年)時点でのネタですけどね。

あと、微妙に実名に近い名前を使っているんですよ。
政治家以外は。
政治家に関しては実名を使っている人も居ました。
オレの出身高校の先輩の名前も出ておりましたよ〜。
確かにその人の名前は頻繁に出てきましたからね、その時期。

ま、詳しく本の内容を書くのも無粋だし、
そもそも上下巻のうち、上巻しか読んでいない状態なので、
まだ感想も何も無いし。
ただ、長い電車の道中の素晴らしい暇つぶしにはなりました。

大体、昨日往復で11時間電車に乗ったんだから!
片道5時間半でさ。
行きの電車、富士とかその辺りで週刊ダイヤモンド読み終えて。
その後「金融腐食列島」読んでいたら、
帰りの電車の中で上巻を読了してしまいました。
んで、今下巻を読んでいる、と。

今週末の大阪までの18きっぷ10時間、
その後の18きっぷ数時間の旅のお供に、
暫く「金融腐食列島」シリーズにはお世話になりそうです。
この手の本を読むのは結構スキ。

なんせ、文学部卒ですから!!

☆☆☆

さて、明日外出の予定だったのですが急遽取り消し。
せっかく今日の午後2時間も打ち合わせしたのに、全てムダ。
この2時間のおかげでかなり1日が経つのが早かったです(笑)

でだ。
最近本格的に花粉が飛び出しましたね〜。
今日は随分と鼻がムズムズして来ましたよ!
嫌な季節ですね〜。
近々耳鼻科に行かなければ。
昨年貰った薬で2週間ほどつないで、2週間後の週末に行くつもり。
薬貰って服用すれば抑えられるから、まだマシなのかな?

全国の花粉症もちの皆さん!
つら〜〜〜い時期がやってきてしまいましたが、
ともに2ヶ月間戦い抜きましょうね!
(ちなみにオレはGWを過ぎると終わるのでつ)

明日は火曜日。
ちょっと頑張るかな〜!
 
欧州サッカースタジアムガイド
斉藤 健仁 著 エイ出版社 ¥924
 
 
 
 
 
 
 

さて、ついに欧州に手を出してみようと思います。
この本、欧州といいつつも、最後のほうでメキシコやブラジル、アルゼンチン等のスタジアムにも簡単に触れています。
日本のスタジアムでは、横浜の日産スタジアムに触れてました。
ココのスタジアム、日本で一番の収容人員を誇るスタジアム。
ただ、ココのスタジアムはその大きさゆえか、
フィールドと観客席の間に結構距離があるため、
そんなに見やすいスタジアムだとは思いません。

ま、チケットを取ると言う観点に関しては、
72000人というキャパがあるだけに結構安心できるのですが、
2004年12月のチャンピオンシップ(横浜vs浦和)はあっという間に完売してました。
この試合65000人くらい入ったのですが、
そんな試合に立ち会っていました(笑)

さて本題。
普通にこの本を見ていると欧州のサッカーを観たくなります。
サッカーのレベルは、日本よりもやはり格段に上ですから。
昨年の浦和vsマンチェスターの試合でも感じましたが、
日本の中でも強豪クラブである浦和も、
ベストメンバーではなかったにせよ、
マンUとのレベルの差は非常に大きかったと言う印象。

何事においても、レベルの高いものを見るということは、
いい「目の保養」にもなるし、
興奮を運んでくれる。
そして、自分の見聞を広めてくれるものだ、
そんな印象を持っています。

国内に関しては色々な所に行っていますが、
欧州に関してはまだ行った事がありません。
まもなくW杯が行なわれるドイツ、隣国フランス、オランダなどなど、
世界的にも強豪ぞろいのヨーロッパ。
ぜひ、将来現地で観戦してみたいと思います。
そして、スタジアムフェチな自分の欲求を満たしたい!

そんなことを今、読みながら思っています。

学んだよ〜。

2006年1月24日 読書
お金に学ぶ 東大で教えた社会人学
草間 俊介+畑村 洋太郎 著 文藝春秋 ¥1,500
 
 
 
 
 
 
 
 
☆☆☆

「東大で教えた社会人学」第2弾!
なんですけどね。

ま、内容としては、
いかな東京大学の優秀な学生向けとはいえ、
やっぱり「大学生」を相手にしていると言うこともあって、
世の中はこんな感じなんだよ〜」と言うのを訴えている色が強い。

で、その訴えている内容がかなり保守的なんだが、
一貫しているのは「借金はするな!
ギャンブルや株は胴元が儲かるようになっている
と言った、至極当然の内容なんだな。

そして、一番訴えているのが
最大の投資は、自分に対する投資である」ってこと。
資格を取るために勉強する、旅行に行ったりして色々なものを見て来る、
友達や知り合いと酒を飲み交わす事によって、話を聞いたりして勉強する事。
他にもいっぱいあるけれど、こんな事が大切だ、
そんな事を言っていました。

ちなみに、オレは当然今こんな本を読んでいるわけだし、
自分の通った大学は「社会学」はあっても、
「社会人学」なんてモノはなかったし、
そもそも「世間からそっぽを向いている」ようなところで。
こんな事を誰にも言われたことはなかったし、
こんな事を訴えているような本を当然読んだことは無かったけれど、
これでも結構この本に書かれていたことに関しては意識していたつもりです。

ただ、唯一無視してしまったのが「借金」だね。
でも、不動産を購入する時の条件として、
この本が掲げていた条件は満たしていますよ。
売りたいときに買い手がつきそう、貸したい時に借り手が付きそう
これに関しては、自信アリです。
普通に家賃10万円以上取れると思いますよ、我が家はね。

あと「車は極力乗らない事」って言ってた。
でもこれに関しては「嗜好品」としての車であって、
当然「生活必需品」としての車は違いますよ。
大体、日本人が移動方法として用いる交通機関のうち、実に75%が車(自家用車)ですから。
鉄道なんて20%強くらいですからね。

この著者は、東京特別区と言う「車の要らない地域」に住んでいるから、
こんな事を言っているだけです。

ただ、言ってることは同感です。
税金、維持費などなどで年間数十万もかかる「金食い虫」だから。
オレも普通に自動車を生活に必要としないからね。
ちなみに東京都だと、さっきの比率が鉄道65%、それ以外が自動車に逆転します。
特別区だともっともっと鉄道へのウエイトが高まるでしょう。

恐らく日本で東京特別区と、大阪市周辺くらいだよ、車が全く要らないのって。
名古屋市で、もう車社会だし、札幌も冬になると地下鉄利用者増えるし、
皆車に乗ってるんだよね〜。
そんな、一見「必要不可欠」に見える自家用車に対しても
「良く考えてから買えよ」と言っている訳だ。

ま、そんな感じで他にも説教くさい内容が満載なのだが、
何を言わんとしているのかって
不要な借金はするな
最大の投資は自分への投資だ
キャッシュフローの枠内で生活しなさい
って事なんだろうね。

いいねぇ。
ファイナンシャルプランニングの原則だよ。
ついでに、企業経営の大原則のような気もするよ。

ま、いわば「人が人であるための大原則」を
人生経験を交えて、学生、そして我々大衆に訴えてる本。
そんな感想を持ちました♪
普通に読みやすい本なので、気が向いたら読んでみるといいかも♪

憲法第9条。

2005年11月13日 読書
 
 
 
 
 
 
 
 

「昭和史の地図」
野島 博之 成美堂出版 ¥1,365

本日は神保町の書泉グランデにてこの本を購入。
何となく当てもなくグランデに行って興味をそそられたので則購入!
図解で書いてあり、堅苦しさは全く無い。
内容としては教科書レベルも、
「教科書はいやだけど、こんな本ならよい」というかたにオススメか?
個人的には非常に楽しく読ませていただきました。

☆☆☆

さて、これにあいまって。
今日は「憲法第9条」について簡単に論じてみます。

昨今「憲法第9条を改正しよう!」という話が盛り上がっています。
国会議員の大半も「改憲論者」が多数を占めている現状からして、
今回の小泉内閣の人気の間に何かしらのアクションがあるような気がします。

でだ。
個人的な意見を述べさせていただきますと。
「総論反対・各論賛成」
です。

「総論反対」とは言うまでもなく、
憲法第9条の大枠を変える事に反対という事です。

憲法第9条の第1項にて
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」

こう謳っています。
これに関しては「断じて変更してはならない」そう思います。

例えば、マスメディアや我々は「戦後60年」という表現をよく使います。
これがまかり通る国がどれだけ世界にあることか!!
その国の数はあまりにも少ない!
世界には約200の国家が存在していますが、
このうち、第二次大戦以降全く他国と交戦をしていない国は
両手で数えられてしまいます。
確か、日本、スイスなどを含め7カ国なのかな?
俺が初めてこの事実を知った時は9カ国だった気がするから、
最近10年間で2カ国が何かしらの戦闘行為を行なったのか…。

「アメリカの核の傘に守られてきたから戦争をしなくて済んだ」という方もいますが。
ま、これ自体も十分に当たっているとは思いますが、
ただ、紛れもなく日本は1945年以降、
自ら戦闘行為を積極的に推進したことはありません。
猛烈な「戦争アレルギー」が国民の中にあるからでしょうね。

今後も戦争を起こさない、世界平和をアピールすると共に、
暴走を抑止する「抑止力」としてもこの第1項は是が非でも必要かな、
そう思います。

「今の日本において暴走するようなことなどありえない」という意見もあるでしょう。
実際問題、現在の日本において他国を侵略する事に何もメリットはありません。
むしろデメリットしかないでしょう。
ただ!
人はルールを定めていなければ、
必ず過去のことを忘れてしまうんですよ、残念ながら。
ただでさえリアルタイムで第二次大戦を経験した人がかなり減っており、
酷い人にいたっては「第二次大戦の存在すら知らない」という
人間が出てきている今日このごろ。
それを忘れないための「抑止力」として絶対に必要だと思います。

これが「総論反対」の意味です。

ただ、第2項にはこのように書かれています。
「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これも認めない。


これがですね、現実に即してないんですよね。
いやね、そりゃ理想論からすれば
全世界の全ての国が一切の武力を放棄して仲良くやれるのが一番なんですよ。

ただ、現実は違う。
特に日本の場合は近隣の「漢字諸国」と良好な関係とは言いがたく。
特に中国の「中華思想」「覇権思想」や
朝鮮民主主義人民共和国の「核兵器」の問題などなど、
とてもじゃないけれど「非武装」といった悠長な事は言ってられないし、
実際に日本は軍備に関する予算なら年間5兆円程度もかけている
立派な「軍事大国」ですから。
GDP比1%ならば5兆円ですからね。
この時点で既に憲法と矛盾が生じているんですよ。

「憲法で軍事力排除を謳っておきながら、実は世界有数の軍事大国」

これが今の日本の現状なのかなと。
いい加減屁理屈こねてないで「自衛隊は軍隊です」って言えばいいと思うし、
言えるような憲法改正をしてしまえば良いと思う。
イラクに自衛隊を送っていますが、
今後、このような事態が増えていくと思います。
これも「国際貢献」のうちの一つ。
逆に、これらのことが出来ないような状態では、
ますます国際的な地位が下がっていく事が予想できます。

交戦権にしても、下手をすればその「漢字諸国」と
「やむを得ず交戦状態になる」かもしれませんし。
とてもじゃないけれど「交戦権を認めない」なんて悠長な事を言える、
そのような状態ではないと思いますよ。

そういう観点から「各論賛成」といわせてもらいます。

ま、実際にどのように憲法が改正されるのか、
その前に改正されるのかどうか分かりませんが、
少なくとも「戦争放棄」の意思だけは捨てないで貰いたい、
そう思いました。

生麦生米生卵

2005年8月2日 読書
「未来をひらく歴史」
日本・中国・韓国=共同編集¥1,680
日中韓3国共通歴史教材委員会 高文研

球場物語

2005年4月4日 読書
ベースボール・マガジン社¥980



ずっと前にこの本を買いました。
んで、今日はなんとなく仙台のことについて書いてみようかと。

今年より、約30年ぶりにプロ野球のフランチャイズが置かれることなり、
ジェット風船を球団歌が鳴り出したと同時に飛ばし始めるような
「野球観戦ド素人集団」ばかりな仙台市民。
冷静に考えてみれば、毎年仙台宮城球場で試合はあったので、
プロ野球に触れる機会はあったはずなのデスが…。
いかに野球中継がプレーしか放映していなくて、
いかに仙台市民が読売戦以外に関心を持たなかったかが顕著に現れてますね。

そんな仙台市ですが、個人的にはかなり縁のある土地で。
幼稚園の年長から小学2年生の時まで仙台市に住んでいました。
その頃の仙台市の人口は85万人程度だったと記憶しております。
(現在はちょうど100万人で、当時の泉市が併合されています)
ついでに言うと、まだ政令指定都市にはなっておらず、
住所も「宮城県仙台市南染師町…」って感じでした。
これ、現在だと「宮城県仙台市若林区南染師町…」という具合なんだろうけど。
もっと言うと、国道4号線の下に現在市営地下鉄南北線が走っているのですが、
これもまだ出来ていませんでした。
開業したのは私が小学2年生の時で、
この瞬間最寄駅が仙台駅から地下鉄の駅に変わりました。

そんな仙台市ですが、実は私の父方の祖父と長男(オヤジの兄)夫婦も住んでいます。
ついでにオヤジも仙台で育ってたりします。

ま、そのくらい個人的には縁のある土地なのですよ、仙台市は。
なので仙台は大好きな土地でもあるのです。
冬はちょっと寒いけど、夏は東京より5度涼しくてすごしやすいです。
なのでこの時期は野球観戦には辛いでしょう。
特にナイターなんかは地獄なんじゃないでしょうか?
インボイスSEIBUドームもこの時期のナイターはかなり冷え込みますが、
もっともっと寒いでしょうね。

で、そんな仙台宮城球場改めフルキャストスタジアム宮城、
JR仙石線宮城野原駅が最寄駅なのデスが、
私はこの駅を使ったことがありません。
今まで仙台宮城球場時代に2回(6歳の時と21歳の時)行った事があるのですが、
2回とも車で行っているのです。
仙台、車社会ですから♪
今思えば、あの踏切は仙石線の踏切だったんですね。
手動で遮断機が上がるレトロな踏切なのデスが、
多分今は無いはず。
もう地下になっているはずだから…。

そんなこんなで私が仙台市民を止めてから18年がたちました。
早いですねぇ。
その18年の間に色々なものが大きく変わりましたが、
全く変わっていなかったのが仙台宮城球場でした。
そんな仙台宮城球場も大きく変わりました。

俺も変わらなきゃなぁ。
内外問わずね♪
…強引にまとめてみました♪
草思社 ¥1,260

だめだよ〜。

2005年3月30日 読書
「球界再編は終わらない」日本経済新聞社 ¥1,575

お買い物♪

2005年3月28日 読書
2005年版が出てました♪
なんだか最近良く出てきますね、個人情報保護法。

オススメの1冊

2005年3月13日 読書
球場物語―この1冊で球場のすべてが分かる!
ベースボール・マガジン社 ¥980

興味津々。

2005年2月8日 読書
実録 田中角栄と鉄の軍団〈上〉奇跡の天下取り
大下 英治 講談社 ¥980
間違いなくこの人は歴史に残るね。
これほど有名な「2代目」はいないよ。
松下、ホンダなど、創業者が有名な会社はある。
松下幸之助、本田宗一郎。
知らない方が問題だよね。
名前を聞いたことすらないという人間は、
もう少し一般常識を勉強された方がいい。
ソニーを築いた井深大も有名だよね。
でも、2代目を知っているという人は少ないと思う。
俺も知らないし。
しかし、この人は2代目なのに、
これだけの知名度&影響力を持てるんだから凄いね。

ただ、ちょっと晩節を汚してしまいましたね…。
こうなったのも、彼の父親が5人も奥さん作っちゃったのがいけないんだけど(笑)

すばらしい!!

2004年12月12日 読書
今日はこの本を買いました。
正月の予定を練るために。
どうしよっかな〜??

でだ。
付録で「JRスーパートレインブック」なるものがついていた。
すばらしい!!!
味な事するね♪

ところで、何でダウンタウンのガキの使いは
何でも「第1回チキチキ…」なのだろう??????

最近読んでいる本

2004年10月15日 読書
昭和史 1926−1945
半藤 一利著 平凡社 ¥1,680

前々から売っていたので、存在は知っていたのですが、
読む本がなくなったので、買ってみたのがこの本。
思えば、この時代は私が最も興味のある時代。
最も興味をそそられる時代だし、日本人として多少知っておかないといけない時代。
前に凄く古い書籍がある図書館に行く機会があって。
そこで当時の地図帳を見る機会に恵まれたのですが、
その地図は、朝鮮半島、南樺太、台湾、マリアナなどの南太平洋、
福建省に満州までもが日本と同じ色に塗られていました。
そう、その地域は何かしらの形で日本の支配が及んでいた地域。
「戦争を知らない世代」と言われる我々ですが、
ちょっとだけ「戦争をしていた時代」に触れた時は衝撃でした。
「ああ、教科書に書いてあったことは本当のことなんだなぁ」
そう感じたものでした。
単行本 広瀬 隆 日本実業出版社 ¥1,680

今日買った本です。
久々に本を買った気がするな。
山本 譲司著 ポプラ社 ¥1,575

この本、先日テレビ朝日系「報道ステーション」を見ていたときに
著者が取り上げられておりまして。
それでちょっと興味を持ってはいたのですが、
なかなか本屋でも見つからず半ば諦めていたのです。

ところがどっこい、とうとう本屋で見つけまして。
他にも興味をそそられる本はいっぱいあったものの、
この本に対する興味の強さが、私にこの本をとらせました。

ちなみに著者は元衆議院議員で、秘書給与流用で捕まえられて、
実際に懲役1年6ヶ月の実刑判決を喰らい、刑務所に入れられたのです。
そんな、彼の刑務所生活を中心に描かれていたのがこの本。

よく「国会議員、選挙落ちれば ただの人」と言われたりもしますが、
国会議員という周囲からチヤホヤされる職業から、
自らが起こした不祥事とはいえ、選挙ではなく、法の名の下に
国会議員ではなくなり(とりあえず形は自主的な辞職)、
挙句「犯罪者」にまで成り下がってしまった、その胸中はいかばかりであったものか…。

ただね、この人学生時代辻本清美元議員と同じゼミだったらしい。
しかも、その時の担当教授も後に議員になっているようなので、
一つのゼミから3人議員になった人が出て、しかも2人が辞職、
辞職の内容がお互い秘書給与流用と言うのがなかなか笑わせてくれました。

 
この本、刑務所に入る時から、釈放される時までが描かれています。
いや、厳密に言うと彼の半生がそのまま描かれている本かな?

読んでて思ったのですが、
刑務所には「障害者」も数多く入所しているようですね。
体が不自由だったり、耳が聞こえない、目が見えないetc
ついでにボケ老人とかがいたり。

どうも仮釈放になる人よりも、満期まで刑務所にいる人のほうが再犯率が高くなるようですね。
特に、身元引受人のいない受刑者は、外に出て行っても生活が成り立たないので、
再び何かをして刑務所に帰ってくるというケースも多いようです。

でも、生きていくうえなら、仕方のない選択なのかもしれない。
今の日本は、障害者の企業受け入れも、一応法律で決められており、
全社員の1.8%以上になるように障害者を雇用しなければならないようなのデスが、
それをやらなかった罰則も大したものじゃないんです。
はっきり言って、障害者を雇うよりも、罰金払っている方が安い。
そもそも、障害者って言うだけでも就職が厳しいのに、
ましてや「犯罪者」の経歴までついたら、採用への悪条件ダブルパンチ。

今のこのご時世では雇ってもらえる訳でもなく、
かといって生活もしていかないといけない。

残った選択肢はただ一つ。
行動の自由は奪われるけど、「三食仕事つき」の「刑務所」に帰ってくるしかない。
これは健常者でも同じようです。
そりゃそうだな。
「懲役」喰らった人間を、好き好んで雇用する企業なんかそうはないだろうから。
ただでさえ、人の揚げ足を取って社員を減らしたい企業ばかりなのに、
そんな「いわくつき」の人間を雇用する会社は無いだろう。
で、結局生活できないから罪を犯して刑務所へ…。
そんな「マイナス方向へのスパイラル」が
確実に働いているのが今の世の中だそうです。

犯罪を犯す人全員が「悪者」という訳ではなく、
中には当然止むに止まれぬ理由で殺してしまった人もいる。
殺人を肯定するつもりは無いんだけど。

そんな出所して来た人を経済的に保護できるようになると、
刑務所に戻っていく人も減って、刑務所も定員以内に収まるのかなぁ。
そんなことを思いました。

で、著者は出所してから資格を取りたいそうで、その資格について調べてみると
「出所後2年」しないと取れないそうなんだわ。
「逮捕歴のある人はダメ」という資格もあるし、
当然「逮捕された瞬間、剥奪される」という資格もある。
事実、私が持っているAFPは「逮捕されたら剥奪」だし。
著者もそう思ったようですが、やっぱり「犯罪者」への風当たりは強いです。
ま、世間的に言う「悪者」だから、仕方ないのでしょうけど…。

結論から言うと、この本なのデスが、
自分の全く分からない世界に飛び込んで、その詳細が書かれている。
そのような観点からこの本を読むと、かなりいい読み物だと思います。
今、快調に読み進めている最中です♪

最近読んだ本。

2004年8月28日 読書
「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム
松谷 明彦著 日本経済新聞社 ¥1,995

よしよしよし♪

2004年8月21日 読書
土屋 彰久著 自由国民社 ¥1,470

という訳で、こんな本が売っていたので買ってみました。
最近私も常々疑問に思っていたんですよ。
マスコミその他で自民党があれだけ叩かれているのに、
無党派層と呼ばれる人間が増えてきているのに、
自民党の議席は大幅には減っていない。
民主党があれだけ票を伸ばしていると言うのに自民党の票は殆ど取り込んでいなかった。
先の選挙の民主党の躍進も、共産党の票を取り込んだだけだし。

そんな疑問を抱えていたのですが、
そのさなか、この本が売っていたので、試しに読んでみようかと思って。

そんな理由で買いましたとさ。
 
 
高校野球、済美が決勝に進出しました。
これで、済美が優勝すれば「配当金」が若干入ってきます。
ですが、相手は駒大苫小牧。
北海道勢という事もあり、優勝してもらいたいという気持ちもあり…。
そのまえに、今回の私を取り巻く「諸事情」がなければ、
文句無しで駒大苫小牧を応援するところです。

明日の決勝戦は一体どうなるのか…??
楽しみです♪

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