読書の秋
2006年11月7日
城 繁幸著 光文社 ¥735
「読書の秋」と言われる秋ですが。
最近この本を読みました。
この著者、富士通の内情を暴く本を書いたときから名前だけは知っていて。
富士通を辞めてから自分でコンサルタント会社を設立してたんですね。
んで、この本の中で何点か面白い箇所がありまして。
特に興味深かったのが、
「企業内で30代が壊れていく最大の要因は年功序列制度による閉塞感からだ」
そう論じている点です。
確かに最近様々な雑誌などで「30代が壊れていく…」と言う記事を目にして。
大半のメディアが
「中高年者のリストラ、新人の採用抑制が原因で30代にしわ寄せが
行ってしまっているため、疲労困憊したから」
総じてそういう論調のような印象を受けているのですが、
それを
「年功序列のレールが崩れているにも拘らず、
相変わらず企業内の序列は年功に基づいている」
「今は下っ端でもいずれ責任のある“上流部分”の仕事ができる、
そういう希望を抱いてきたが、それが保障されなくなってきた」
「だから現状に耐える意義は殆ど無く、日増しにモチベーションは低くなり、
でもしっかり仕事は積みあがっていく、あたかも拷問のような生活が待っている」
そう解釈しているんですね。
他にも結構「現場感」があるような意見を述べています。
多分著者が一番言いたいことは
「ある程度の格差は肯定するが、“年功”のみによる格差は到底容認できない。
今を生きる若者がアクションを起こせば
企業内はおろか、社会全体の変革にも繋げる事が出来る。
明るい未来とは人から与えられるものではなく、
自分で築き上げるものだという事を自覚してもらいたい」
こんな感じの事なのだろうなぁ、そんな事を思いました。
なかなか明るい未来を想像することは出来ないし、
現状を打ち壊すほどの“リスク”を取る勇気も無いし、
取るメリットも今は無いけれど、
常に“明るい未来”になるように今を生きていこう!
そんな気にさせてくれる本でした。
「読書の秋」と言われる秋ですが。
最近この本を読みました。
この著者、富士通の内情を暴く本を書いたときから名前だけは知っていて。
富士通を辞めてから自分でコンサルタント会社を設立してたんですね。
んで、この本の中で何点か面白い箇所がありまして。
特に興味深かったのが、
「企業内で30代が壊れていく最大の要因は年功序列制度による閉塞感からだ」
そう論じている点です。
確かに最近様々な雑誌などで「30代が壊れていく…」と言う記事を目にして。
大半のメディアが
「中高年者のリストラ、新人の採用抑制が原因で30代にしわ寄せが
行ってしまっているため、疲労困憊したから」
総じてそういう論調のような印象を受けているのですが、
それを
「年功序列のレールが崩れているにも拘らず、
相変わらず企業内の序列は年功に基づいている」
「今は下っ端でもいずれ責任のある“上流部分”の仕事ができる、
そういう希望を抱いてきたが、それが保障されなくなってきた」
「だから現状に耐える意義は殆ど無く、日増しにモチベーションは低くなり、
でもしっかり仕事は積みあがっていく、あたかも拷問のような生活が待っている」
そう解釈しているんですね。
他にも結構「現場感」があるような意見を述べています。
多分著者が一番言いたいことは
「ある程度の格差は肯定するが、“年功”のみによる格差は到底容認できない。
今を生きる若者がアクションを起こせば
企業内はおろか、社会全体の変革にも繋げる事が出来る。
明るい未来とは人から与えられるものではなく、
自分で築き上げるものだという事を自覚してもらいたい」
こんな感じの事なのだろうなぁ、そんな事を思いました。
なかなか明るい未来を想像することは出来ないし、
現状を打ち壊すほどの“リスク”を取る勇気も無いし、
取るメリットも今は無いけれど、
常に“明るい未来”になるように今を生きていこう!
そんな気にさせてくれる本でした。
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