最近この手の話が…。
2006年11月4日
福地 誠 洋泉社 ¥1,000
巷には最近「格差」だの「学歴」だのってタイトルの本が溢れてます。
確かに最近「格差」って言葉は小泉内閣時に「旬」だった言葉ですが、
「学歴」が何でまたこんなに盛り上がってるのかが謎なのですが。
それにしても最近「格差」って言葉はホントに
「ブームかよ!?」というくらい頻繁に会話の俎上にあがっています。
そして実際にそれが顕在化してきた、そんなところでしょう。
実はオレも会社に入って「学力格差」は物凄く感じました。
ウチの会社の新入社員研修でやった内容とか、
ホントになめ腐った内容でしたが、
裏を返すと「そこから始まらないとどうにもならないレベル」なんでしょう。
他にも新入社員研修ではない名目で、研修で「数学」が頻繁に行なわれます。
(これに関しては自主参加というスタンスですが)
時の上司に「どんな内容のことをやっているのですか?」と聞いてみて、
上司が見せてくれた紙を見てビックリ。
内容としては中学入試で偏差値60以上出せる生徒なら
ほぼ全員満点に近い点数が取れるようなレベルでした。
言い方を変えると「会社員にもなってそのレベルのことをやる必要があるほど、
それほどまでに“格差”が出来ている」というコト。
片や小学生の時にやる問題を、片や10年遅れでようやくやる。
しかも10年遅れている方は解けないというオマケつき(笑)
この現状を見て「やっぱり公立(高卒で就職するヤツがいる学校限定)はダメか…」
そんな感想を持ちました。
☆☆☆
思えば恐ろしい世の中ですよ。
人間には「男性」と「女性」の2種類しかないのに、
ただ、その生んでくれた親が異なるだけでその後の人生に大差が生じる。
しかもそれは「埋めようにも埋められない」ような差で。
最近「格差の連鎖」が起こっているようです。
両親の学歴と子供の学歴が比例するそうです。
もっと言うと「母親の学歴と子供の学歴に強い相関関係がある」そうです。
今の日本社会は何だかんだいってもまだまだ
「男性が会社に行って仕事して、女性は家事をする」世の中。
当然女性(=母親)と接する時間のほうが子供にとっては長い。
だから影響を受けやすいそうな。
なんて物騒な話を聴いて、ますます結婚する気が失せてきます。
結婚…というより「万一家庭を持ったときの将来」が
「夢と希望」どころか「貧困と苦労とリスク」しか孕んでない、
そのようにしか思えないのです。
「結婚をするというコトは“巨大なリスクを背負う事”」にしか見えない。
「ならリスクヘッジすれば良いじゃん」
「じゃあ結婚しなければ全てのリスクを取り除ける」
そんな話になるんです、自分自身では。
そして例の如く「オレは結婚したくない」って話に。
☆☆☆
将来に「希望」が持てればきっと変わってくると思うんですけど。
今「高給取り」とされている中高年の大半が「費用>効果」で会社の利益を吸い取り、
まだ人件費の安い若年層をピンポイントに狙い撃ちをし、
給与体系を変えて人件費の圧縮を図る…。
「自分たちは間もなく会社員としての寿命がつきるから、
後は現役世代に頑張ってもらえば良いや」
そんな「団塊世代のせせら笑い」が聞こえてくるのが今の日本の現状。
何とかこの「格差社会」を逃げ切った世代は良いとしても、
これから「厳しい選別」がされていくオレ達は?
しかも「間もなく引退する世代」が一杯積み残した「負債」の処理も含めて。
「ゼロからのスタート」じゃなく「マイナスからのスタート」を
強いられている我々の将来というのはどうなるのか?
夢や希望なんてありゃしない。
我々の世代に残されたのは
「今まさに定年を迎えんとしている世代が残した負の遺産の処理」
それしかやる事が無いんじゃないのか?
「Japan as NO1」と言われた時代が懐かしいな…。
そんな事を昨今の「格差」「学歴」から考えてしまったのでした。
結局の所「自分自身が頑張る」だけなのですが、
「じゃあ一体どれだけの期間頑張り続ければよいのか?」
そんな事を考え出すと「どうにもならんわ…」と思ってしまうのです。
巷には最近「格差」だの「学歴」だのってタイトルの本が溢れてます。
確かに最近「格差」って言葉は小泉内閣時に「旬」だった言葉ですが、
「学歴」が何でまたこんなに盛り上がってるのかが謎なのですが。
それにしても最近「格差」って言葉はホントに
「ブームかよ!?」というくらい頻繁に会話の俎上にあがっています。
そして実際にそれが顕在化してきた、そんなところでしょう。
実はオレも会社に入って「学力格差」は物凄く感じました。
ウチの会社の新入社員研修でやった内容とか、
ホントになめ腐った内容でしたが、
裏を返すと「そこから始まらないとどうにもならないレベル」なんでしょう。
他にも新入社員研修ではない名目で、研修で「数学」が頻繁に行なわれます。
(これに関しては自主参加というスタンスですが)
時の上司に「どんな内容のことをやっているのですか?」と聞いてみて、
上司が見せてくれた紙を見てビックリ。
内容としては中学入試で偏差値60以上出せる生徒なら
ほぼ全員満点に近い点数が取れるようなレベルでした。
言い方を変えると「会社員にもなってそのレベルのことをやる必要があるほど、
それほどまでに“格差”が出来ている」というコト。
片や小学生の時にやる問題を、片や10年遅れでようやくやる。
しかも10年遅れている方は解けないというオマケつき(笑)
この現状を見て「やっぱり公立(高卒で就職するヤツがいる学校限定)はダメか…」
そんな感想を持ちました。
☆☆☆
思えば恐ろしい世の中ですよ。
人間には「男性」と「女性」の2種類しかないのに、
ただ、その生んでくれた親が異なるだけでその後の人生に大差が生じる。
しかもそれは「埋めようにも埋められない」ような差で。
最近「格差の連鎖」が起こっているようです。
両親の学歴と子供の学歴が比例するそうです。
もっと言うと「母親の学歴と子供の学歴に強い相関関係がある」そうです。
今の日本社会は何だかんだいってもまだまだ
「男性が会社に行って仕事して、女性は家事をする」世の中。
当然女性(=母親)と接する時間のほうが子供にとっては長い。
だから影響を受けやすいそうな。
なんて物騒な話を聴いて、ますます結婚する気が失せてきます。
結婚…というより「万一家庭を持ったときの将来」が
「夢と希望」どころか「貧困と苦労とリスク」しか孕んでない、
そのようにしか思えないのです。
「結婚をするというコトは“巨大なリスクを背負う事”」にしか見えない。
「ならリスクヘッジすれば良いじゃん」
「じゃあ結婚しなければ全てのリスクを取り除ける」
そんな話になるんです、自分自身では。
そして例の如く「オレは結婚したくない」って話に。
☆☆☆
将来に「希望」が持てればきっと変わってくると思うんですけど。
今「高給取り」とされている中高年の大半が「費用>効果」で会社の利益を吸い取り、
まだ人件費の安い若年層をピンポイントに狙い撃ちをし、
給与体系を変えて人件費の圧縮を図る…。
「自分たちは間もなく会社員としての寿命がつきるから、
後は現役世代に頑張ってもらえば良いや」
そんな「団塊世代のせせら笑い」が聞こえてくるのが今の日本の現状。
何とかこの「格差社会」を逃げ切った世代は良いとしても、
これから「厳しい選別」がされていくオレ達は?
しかも「間もなく引退する世代」が一杯積み残した「負債」の処理も含めて。
「ゼロからのスタート」じゃなく「マイナスからのスタート」を
強いられている我々の将来というのはどうなるのか?
夢や希望なんてありゃしない。
我々の世代に残されたのは
「今まさに定年を迎えんとしている世代が残した負の遺産の処理」
それしかやる事が無いんじゃないのか?
「Japan as NO1」と言われた時代が懐かしいな…。
そんな事を昨今の「格差」「学歴」から考えてしまったのでした。
結局の所「自分自身が頑張る」だけなのですが、
「じゃあ一体どれだけの期間頑張り続ければよいのか?」
そんな事を考え出すと「どうにもならんわ…」と思ってしまうのです。
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