他人事とは思えない
2006年10月18日歩行者訴訟:27歳女性逆転勝訴 93歳と衝突、責任なし
交差点で歩行者同士でぶつかり、
転んで骨折した東京都内の93歳の女性が「右足に障害が残った」として
相手の27歳の女性に2000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審で、
東京高裁(宮崎公男裁判長)は18日、
約780万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決(6月)を取り消し、
原告女性の請求を棄却した。
原告側は「若い女性が前方左右を注視せず足早に歩いていたため衝突した」と主張。
1審判決も「お年寄りが周囲にいないか注意を払い、
接触や衝突を回避すべき義務を怠った。
健康な成人は弱者に進路を譲るべきだ」と賠償を命じた。
これに対し、高裁判決は「若い女性は込み合う交差点で
人の流れに従ってゆっくり歩いており、過失はない」と退けた。
判決によると、2人は04年8月、世田谷区の商店街の近くの交差点で衝突。
原告女性はあおむけに倒れ、
股(こ)関節の骨を折り右足が不自由になった。【高倉友彰】
毎日新聞 2006年10月18日 22時49分
…これって新手の「当り屋」ですか???
商店街近くの交差点でぶつかって、
こんな訴訟を起こすババァは「当り屋」と断じざるを得ない、
そう思います。
交差点で人と自転車がぶつかったり、
人と人とがぶつかるケースだって当然起こりうるのに。
こんなので1審判決のように780万円もふんだくることが出来るんなら、
「こんなおいしい商売は無いわな〜」と考える高齢者が出てくるかも?
☆☆☆
で。
この事故って「他人事」じゃ済まされないんですよ。
個人的な考えだと「交通弱者が健康な成人に進路を譲るべき」だと思うんです。
「健康な成人が弱者に進路を譲る」なんて事をしていたら、
間違いなく電車は定時には動かなくなるし、
人の行動も遅くなるし、悪い事ばかり。
ただ、高齢者って街を歩く時に「体」だけじゃなく「頭」も弱くなってるから、
結構困ってしまうんですよ。
他人の進路を封じているのに平気な顔をしてエスカレーターに乗ってたり。
行動が遅いのにも拘らず、真っ先に電車を降りてみたり。
ちょっと考えれば「他の人に迷惑がかかっている」って分かるだろうに、
それを認識していない高齢者が結構いるんですよ。
あ、当然「遅い」のが悪いんじゃないですよ。
「遅い」のなら「遅い」なりの対処方法を考えようよ!
そう言いたいだけです。
例えば「エスカレーターでは端っこによっている」とか
「階段は手すりのあるすぐそばを登る」とかね。
他人の「邪魔」にならない様に出来る方法は簡単に見つかる、
そう思うのですが…。
☆☆☆
そしてココからが本題。
「前方左右を注視せず」と言われても、
この女性はいざ知らず、オレは出来ません。
なぜなら「注視しても見えない生き物を相手にしないといけない」から。
その「注視しても見えない生き物」は「女」です。
はっきり言って視界に入りません。
150cm台以下の人、本当に申し訳ないのですが視界に入りません。
ココのフレーズだけで結構な女性を「敵」に回したでしょうが、
考えてみてくださいよ!
150cm台の人から見て小学1年生くらいのガキってどう見えます?
遥か下のほうを見ないと視界に入らないでしょ?
オレにとってアナタ達はそういう存在なんです。
普通に視界入れたくても入れられないんです。
こういう「事故」に巻き込まれたくないなぁ〜って思うけど、
「知らぬ間にぶつかったらどうしよ?」っていつも考えちゃいます。
なので結構猫背気味に歩いちゃいますね、どうしても。
「下を向いて歩かないと見えない」から。
結構恐いんですよ、街歩くのって(苦笑)
「いつ何処でぶつかるか分からないし、ホントに他人事じゃないな〜」
そんな事を思った上記の事件でした。
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