8月21日(第16日) 決勝

駒大苫小牧(南北海道) 3 - 4 早稲田実(西東京)

       123456789 計 H
駒大苫小牧000001002 3 6
早稲田実業11000110x 4 6

☆投手
駒大苫小牧:菊地-田中  
早稲田実業:斎藤

本塁打:三谷、中沢(共に駒大苫小牧)  

早稲田実は1回、2死一、三塁から船橋の適時打で先制し、
2回にも川西の適時二塁打で1点を追加。
6回、7回には、四死球で得た好機を生かして加点した。
準々決勝から4連投の先発・斎藤は、
140キロを超える速球と鋭い変化球で13三振を奪い、
無四球で完投した。

駒大苫小牧は6回、三谷のソロ本塁打で1点を返した。
9回には中沢の2点本塁打で1点差に迫った。
主戦の田中は、先制を許した直後の1回2死一、二塁から登板し、後続を断った。
その後も連打を許さず投げ続けたが、
史上2校目の大会3連覇はならなかった。

そんな試合でした。

☆☆☆

今日の甲子園球場到着は午前9時。
もちろん狙うはバックネット裏「中央特別自由席」(1600円)です!
「この付近では売り切れる可能性があります」という趣旨の
プラカードが出ているあたりに並んだので、
はっきり言って結構ヒヤヒヤしながら並んでいたのですが、
今日も無事に中央特別自由席をゲットできました!

その後、早速スタジアムの中に入って、
梅田で調達したデイリースポーツ(130円)と週刊朝日別冊甲子園特集を
読みながらの〜んびりと過ごしていました。
今日の席は鉄傘で覆われている所、
具体的に言うとバックネット裏スコアボードの真後ろあたりに座っていたので、
日光が直接当たるというコトはなく、風通しも良かったので涼しかったです。
なので、カツカレー(650円)を食べた後、
見事に転寝をしてしまい、目覚めたら正午になっていたのですが、
この時点で今日もスタジアムは満員御礼。
結局「札止め」→「入場制限」へと繋がっていったのでした。

12時15分くらいから、
どうやら今度兵庫県で国体をやるらしくそのセレモニーがありました。

続いてスタメン発表。
早稲田実業は昨日と同様の1〜9だったのですが、
駒大苫小牧は昨日後半出てきて岡川が5番レフトでスタメン出場。
昨日5番であたりの出なかった鷲谷が7番に下がって、
一昨日の智辯和歌山戦でのエラーが原因なのか、
機能はスタメンから外されていたセカンド山口が今日はスタメンで8番。
そんな感じで駒大苫小牧側は若干いじって来ました。

そして、12時半から両軍のノックが始まり、
阪神園芸による水撒き&グラウンド整備が終わり、
いよいよ試合が始まるのでした。

☆☆☆

試合は13時からスタート!
5万人の目がグラウンドに集中する中、
早稲田実業は昨日オレがココで予想したとおり斎藤がマウンド。
あっさりと3人で料理しました。
結局斎藤投手、駒大苫小牧打線が1回りするまで完全試合。
昨日15回投げきった投手とは思えないくらいの万全ぶりで、
全く持って「危なげなし!」の投球でした。

対する駒大苫小牧の先発は昨日と同様に2年生の菊池投手。
昨日は2回途中までいいピッチングをしたのですが、
先頭川西に四球を出し、その後川西は2塁盗塁死するわけですが、
その後もボール先行の苦しいピッチング。
駒大苫小牧のエース田中がのっけからブルペンで肩を作る中、
早稲田実業5番の船橋にセンター前ヒットを喰らいあっさりと1点を献上。

☆☆☆

其のまま早実優位で試合は進んで行って。
んで6回ですよ。
「駒大!王者の意地を見せてくれ!」という1塁側アルプススタンドの願いを乗せ、
1番三谷がバックスクリーン左にソロ本塁打!
スタジアム内の駒大支持者のボルテージは一気に上がりました!
これで2−1、まだ分からないですからね!

でも、そのウラがもったいなかった!
2アウトまではあっさりだったんだけど、7番内藤に四球を出して、
その後昨日は押さえ込んでいた8番白川にレフトフェンス直撃の当たり。
クッションボールの処理にてこずる間に内藤がホームに戻ってきちゃって。
それで1塁側駒大スタンドはちょっと凹んでました。

ついでに7回にも後藤がレフト前にヒットを打って4−1になった時は
いよいよ駒大苫小牧王座陥落!?」と思ったのですが…。

9回にまたドラマが来ました!
この回を抑えれば優勝が決まるという大事なイニングで
駒大苫小牧は2番三木がチャンステーマの中ヒット!
そして続く3番中沢が見事にバックスクリーンへ!
この2ラン本塁打の時は割れんばかりの大歓声でしたね!!
ホントに凄かった!!
5万人全員が絶叫!!!って状態。

そのテンションを保ったまま4番本間!!
結果論にはなりますが、
この両校の対戦は4番の出来が全てを決めた試合でした。
4番本間がブレーキになっちゃったんですよ。
それ以外の1〜3番と5番は昨日今日と当たってまして。
特に1〜3番はいずれもバックスクリーン付近に
昨日or今日で本塁打を打っているくらい。
なので、昨日中盤から出てきた岡川君が今日はスタメンだったのです。

そして、このイニングまたも斎藤の気合がMAXに。
まさに「死力を尽くしたピッチング」で、
2日間連続で最終回に最高速147km/h」でした。
このイニング、ストレートはことごとく140km/hをoverしてましたから。
これには本当にビックリ!!
鳥肌モンでした!!

スタジアムは駒大苫小牧、早稲田実業双方の応援団と、
オレのような一般観衆の手拍子、声援いりみだれ、
テンションが上がっておりました!
24イニングに渡った激闘は、最後の最後まで余談を許さない展開でしたから!!

そして最後の打者となった駒大苫小牧の田中を迎えたとき、
グラウンドのボルテージは最高潮!!
アルプススタンドを中心にスタジアム全体からの割れんばかりの絶叫の中、
14時56分頃、駒大苫小牧のエース6番田中が三振で倒れ試合終了!!
早稲田実業が夏初優勝を飾り、
駒大苫小牧の史上2校目の夏の3連覇が阻止されたのでした。

駒大苫小牧の3連覇が阻止されたのは非常に残念ではありましたが、
「王者」の名に恥じない素晴らしい試合だったと思います。
どちらかと言えば「荒っぽい」試合の多かった88回大会ですが、
決勝戦に関してはまさしく「頂上決戦」という感じで、
非常に見応えのある試合でした!!!

☆☆☆

その後両軍がアルプススタンドに挨拶に行って。
当然早稲田実業の選手の足取りのほうが軽かったです(笑)
続けざまに優勝監督インタビューで和泉監督がコメント。

88回待ってようやく優勝した。
今年、春と夏を通じてココで一番多く試合をやらせてもらった。
こんなにも選手に力があったことに驚いている。
駒大苫小牧は本当に強い。
こんなチームは作る事は出来ないし、
逆の立場だったら、こんな試合はできない。敬服する。


こんな内容のことを言ってました。

そしてその後後藤・斎藤両選手にインタビュー。
2人して鼻をすすりながら答えてました。

そして其のまま閉会式へ。
近所の高校10数校の合同ブラスバンドが演奏をしながら入場。
それにあわせて選手がマウンド付近に整列。
優勝旗が早実後藤主将に、優勝盾が斎藤投手に、
準優勝盾が駒大苫小牧の本間選手(だと思う)に渡され、
その後両軍メンバーにメダルが授与され、
国歌斉唱の後、場内を一周しました。
一周の時のテーマソングは当然「栄冠は君に輝く」でした。

15時半過ぎくらいには閉会が正式に宣言され、
第88回大会は終わっていったのでした。

☆☆☆

その後お土産を買いました。
買ったモノ(というよりは通信販売なので予約したもの)は
優勝ペナント・準優勝ペナント優勝校ボール・準優勝校ボールと、
それに付随するボールケースです。
これを買うときに住所を記入するのですが。
他の人も買ってましてね。
ンでそこで昨日一緒に見たジイサンに出くわしまして。
「惜しかったですね〜」なんて話をしながら、
そのジイサンは準優勝校記念Tシャツ(2800円)の「黒」を購入していました。

他にも福島県いわき市、岡山県岡山市、東京都小平市、
秋田県潟上市等から観戦しに来ている人も居ました。
ホントに全国から観戦しに来てるんですね!!
でも、十分にいく価値はあると思います!!
地元の人も、そうじゃない人も是非一度現場で観戦してみてはいかがでしょうか?

☆☆☆

今回初日、2日目、7日目、8日目、14日目、15日目、16日目と、
7日間17試合に渡って実際に現地で観戦しました。
行って本当に良かったです!!
来年の「夏」もぜひ現地で観戦したいと思います!!
観戦試合数は取りあえず「今年並み」です♪

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