奈良県の事件。
2006年6月22日奈良県田原本町の医師(47)宅が全焼し、母子3人が死亡した火災で、
奈良県警捜査1課は22日、放火と殺人の疑いで高校1年の長男(16)を逮捕した。
長男は調べに対し「1階の階段付近に火を付けて、そのまま逃げた」
「死んでもいいと思った」と犯行を認めた上で、
動機の一部として「成績のことで父親に言われた」と供述。
犯行当日に保護者会が予定されていたことも気になっていたという。
また「3人には取り返しのつかないことをして本当にすまなく思っている」
と反省の言葉も漏らしている。
奈良県警は長男の身柄を、取り押さえられた京都市から田原本署に移すとともに、
同署に50人態勢の捜査本部を設置、詳しい動機や火災後の足取りなどを調べる。
調べでは、長男は20日午前5時15分ごろ、田原本町の自宅に放火、
2階で寝ていた医師の妻(38)、小学2年の二男(7つ)、保育園児の長女(5つ)を焼死させた疑い。
(おことわり)長男(16)が殺人と放火の容疑で逮捕されましたので、
家族全員を匿名とします。
(共同通信) - 6月22日21時40分更新
だそうな。
両親は医者=勉強における成績は良かった、
本人=奈良県最強といっても過言ではない進学校に通学、と。
(関東人のオレでも名前を知っているような学校です)
本人の通った学校だと
「普通に勉強していれば東京大or京都大」って学校だから、
「親の期待」や「周囲からのプレッシャー」、
「学校の看板」からくるプレッシャー、
そして「本人も医者志望」=「高い学力が要求される」
「英語が苦手だった」→「でもセンター95%は取らないといけないから苦手とか言ってらんない」
そんな「本人を追い詰めるような状況」は整っていた訳ですね。
ホント、彼クラスの高校だと「私立大学=バカの通う所」って世界らしいですからね。
☆☆☆
確かに、彼の環境ならば親も本人も成績には過敏になりますよ!
あの環境で過敏にならないヤツは「相当な鈍感」か
「あまりにも意識が足りないヤツ」のどちらか。
しかも近所では「秀才」で通っているはずだから、
周囲の目に対する「負い目」「プレッシャー」もあるだろうし。
そんな中「それに対応できるほどの実力の無い自分」と
「教育熱心な両親からのプレッシャー」がきつかった事は容易に想像できます。
でも、殺してしまっては元も子もない、そう思いますよ。
ただ、親を殺したくなった気持ちは良く分かります。
ええ、よ〜〜く分かりますとも。
オレも殺したくなった事ありますもん、ぶっちゃけ。
事実母親はオレが高校生の頃ちょっと心配してたそうだし。
今となっては「笑い話」なんですけどね〜(笑)
…しかし今回は「笑い話」では済まなくなってしまいました。
☆☆☆
最近教育熱心な親御さんの「熱心さ」に拍車がかかっているように思えますが、
くれぐれもやりすぎにはご注意を…。
コメント